1969年1月 西武鉄道 所沢車両工場

新車101系の試乗会には小手指車両基地や所沢車両工場の見学もセットになっていました。
所沢車両工場は、戦後から閉鎖される2000年まで、西武鉄道の車両の製造、整備はもちろん、他社向けの車両の製造・整備・改造なども手掛けていました。
今になってよく見ると、この時撮った写真にも興味深いものがたくさん写っていました。



トフ2(トフ1形)

無蓋緩急車。1929年、日本車両で10両作られたといわれています。

小田急デハ1409

元伊奈電鉄の買収国電。小田急→東急→小田急を経て、1969年新潟交通のモハ16に車体を乗せ換えました。1993年まで新潟交通で使われました。

山形交通 ハフ1・ハフ2

1917年製造。佐久鉄道から1926年に山形交通尾花沢線へ。1967年に西武鉄道に譲渡され、しばらく保管された後解体されました。

コッペルE形

鉄道連隊がコッペルに31両発注した600mm軌間のE形。後に西武鉄道に払い下げられ、安比奈駅の砂利採取で3両が使われました。このうち1両は丸瀬布森林公園を経てドイツに送られレストアされました。

 



キ5(KATO)

KATOの10tと思われます。吾野駅で砕石貨物の入換えに使われていました。元は小河内ダム工事に使われたという説もあります。

ワ38

詳細不明

上信電鉄200形

時期と形から上信電鉄の200形後期車の製造中ではないかと思います。(1969.7.14製造)現在も現役です。

津軽鉄道ⅮC201

1952年新潟鐵工所で2両が製造されました。1964年に東野鉄道に譲渡されましたが1968年の廃線と同時に西武へ。Ⅼ形に改造されて入換え機として使用されました。

 



 





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